左膝の大怪我から復活
鮮やかな突破を見せた遠藤は、この欧州遠征で1年8カ月ぶりに代表復帰した。東京五輪や2度の女子W杯にも出場してきたが、2024年2月のパリ五輪最終予選前に左膝前十字靭帯断裂の重傷を負って長期離脱。その後は2度の手術を行い、今年8月に所属先のエンジェル・シティ(アメリカ)で実戦復帰していた。
その後も遠藤は、スピードとテクニックを駆使して左サイドから何度もチャンスを演出。岩渕氏も「遠藤選手が持った時は縦に仕掛けられるので、なでしこの選手たちは『仕掛けていいよ』というメッセージを送っていますよね」と連携についてコメントしていた。
今回は左SBの主力である北川ひかる(エヴァートン)が怪我で招集を辞退した関係あり左SBを担ったが、遠藤はエンジェル・シティだとトップ下やウイングなど攻撃的ポジションでも活躍している。来年3月のアジアカップに向けて、なでしこジャパンのいわば秘密兵器となりそうだ。
(ABEMA/なでしこジャパン)

