【日本シリーズ】阪神 2－3 ソフトバンク（10月30日/甲子園球場）
10月30日に行われた日本シリーズ第5戦、阪神タイガース対福岡ソフトバンクホークスの一戦で、阪神先発の大竹耕太郎が披露した“まさかの2連続スローボール”が話題となっている。
阪神1点のリードで迎えた4回表ソフトバンクの攻撃、2死走者なしの場面で打席に立った3番の柳町達に対して大竹は、初球、真ん中高めいっぱいのところに決まる79km/hのチェンジアップを投じることに。この1球思わず手が出た柳町であったものの、待って打っても微妙にタイミングがズレるのか、打球は高いバウンドで一塁側へと切れるファウルに。そして2球目、大竹が投じたのはまたもやスローボール。外角やや遠めのところへとゆったりと入っていく69km/hのチェンジアップを、しっかりとボールを引きつけて振り抜いたこの打球は、当たりそのものは悪くなかったものの、浅いセンターフライに。大竹は得意とするスローボールの2連投で、柳町を翻弄することとなった。初回の第1打席で既に“チラ見せ”していたスローボールを、この場面では大胆に2連投することで柳町を仕留めた大竹の“巧い投球”に、ファンからは「2連続ｗ」「え、また！？」「攻めるなあ」「メンタル強」「エグすぎる」「あれは振るわ」といった様々な反響が巻き起こることに。
こうしたスローボールは不意打ち的に挟むに留める投手が多いなかで、“まさかの2連投”できっちりと柳町を打ち取った大竹。日頃から効果的にスローボールを織り交ぜながら、のらりくらりと好投する“スローボールの達人”である大竹らしい投球術が光る場面であったといえそうだ。（ABEMA『SPORTSチャンネル』）
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