【日本シリーズ】阪神 2－3 ソフトバンク（10月30日/甲子園球場）
10月30日に行われた日本シリーズ第5戦、阪神タイガース対福岡ソフトバンクホークスの一戦で、阪神・坂本誠志郎が放った一打をタイムリーにした“甲子園の魔物”について、阪神OBの解説陣が言及した。
2回裏阪神の攻撃、2死一、二塁の場面で打席に立った8番・坂本誠志郎は、マウンド上のソフトバンク先発・有原航平に対し、誘い球に乗らずにしっかりとボールを見極めてカウント2-1とすると、勝負の4球目、真ん中内寄りに甘く入ったツーシームを叩いて、球足速く三遊間を破るゴロに。これをレフトの柳田悠岐が懸命に前進して拾い上げ、すぐさまバックホームで送球するも間に合わず、二塁走者の大山悠輔が生還。阪神が1点を先制することとなった。
この場面に、ABEMAの中継で解説をつとめていた西岡剛氏が「柳田選手、（ボールを）ちょっと握れんかったかな。」と、レフト・柳田のバックホームに着目する形で語りはじめると、同じく解説の糸井嘉男氏も「ちょっとね。（送球が）弱かったですね」と頷くことに。すると西岡氏は「この時期の甲子園は結構（芝が）湿ってたりするから、（ボールを）持つとき滑ったりするんで。柳田選手の送球っぽくなかった」と、天然芝の屋外野球場である甲子園特有の“魔物”によって柳田の守備に狂いが生じた可能性を指摘する形でコメント。ファンからは「どうした」「あれは難しい」「甲子園はクセの強い球場やし」「魔物やな」「阪神園芸のアシストやｗ」「ギータ責めるのは酷やで」「大山ナイスラン」といった様々な反響が巻き起こることに。
柳田といえば、近年、その守備機会が減っているとはいえ、2014年にはゴールデングラブ賞を獲得するなど、本職の外野守備を苦手としているタイプではなく、また、第3戦を前に行われた10月27日の全体練習では自ら志願する形で入念にレフトの守備を確認していたほど。逆にいえば、それだけイレギュラーな“魔物の影響”があった場面であったといえそうだ。（ABEMA『SPORTSチャンネル』）
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