【日本シリーズ】阪神 2-3 ソフトバンク(10月30日/甲子園球場)
福岡ソフトバンクホークスの牧原大成内野手が、日本一達成の直後に『背番号7』のユニフォームを掲げながら号泣する姿があった。
ソフトバンクは10月30日、日本シリーズ第5戦で阪神と対戦。シリーズ初戦こそ落としたものの、そこから3連勝で王手をかけてこの一戦に臨んだ。
中4日でマウンドに上がったエースの有原航平投手が2失点を喫する苦しい展開となったが、8回には主砲・柳田悠岐外野手の2ランホームランで試合は振り出しに。すると延長11回、伏兵・野村勇内野手の逆転ホームランが決勝打となり、ソフトバンクが5年ぶり12回目の日本一に輝いた。
優勝直後、マウンドでは小久保裕紀監督の胴上げがスタート。現役時代の背番号9にちなんで、9回夜空に舞った。するとその輪の中に中村晃外野手が着用する『背番号7』のユニフォームが掲げらる人物の姿が。バックスクリーンの方を向いて、目一杯、高く、高く掲げたのは、普段から中村と仲の良い牧原だった。目を真っ赤にしながら、何度もジャンプして“中村と一緒”に歓喜の瞬間を迎えた。
ABEMAで実況を務めた田中大貴氏はこの様子を「中村晃が今日はベンチにいません。そのユニフォームを牧原大成が掲げていました」と伝える。コメント欄やSNSのファンたちも「マッキー泣かせないでよ」「アキラのユニフォームを牧原が涙」「牧原めちゃくちゃ泣いてるやん。めっちゃいいやつやん」「アキラもここにいて欲しかったよね。一緒に喜びたかったね」「感動のシーン」「マッキーありがとう涙 アキラ、やったよ!!」と感動した人が多かったようだ。
中村は10月18日のCSファイナルステージ第4戦で、ファーストゴロで一塁を駆け抜けた際に塁審と衝突。グラウンドで頭を強打し、その際に持病だった腰痛が再発したため日本シリーズではメンバーを外れた。今季は故障者続出のチームの中で、一年を通して一軍に帯同していた中村だったが、最後の最後で離脱することに。普段から仲の良い牧原は、そんな中村を思い、ベンチにユニフォームを忍ばせ、歓喜の瞬間ではシーズンを共に戦った仲間を思い涙した。(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
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