片山さつき財務大臣の就任で注目が集まる財務省だが、キャリアや事務方トップの財務事務次官の多くは東京大学法学部出身者。その理由について、東大法学部出身で元財務官僚の桜内文城氏が解説した。
財務省は税金という国家予算を扱い、金融政策を主導する国の要。旧大蔵省時代からキャリアやそのトップ事務次官は、ほとんど東大法学部卒業で占められてきた。財務省出身の政治家、片山さつき氏、玉木雄一郎氏、小林鷹之らも東大法学部出身者だ。
桜内氏は「僕らのころまで基本的には東大法学部の連中ばかりで。僕も採用をやっていたが、いかに東大法学部で優秀な学生さんを採用するかっていうのが一番の目的になっていた」と振り返る。
「“失われた30年”になった大きな原因」
