優勝したのは、唯一の27秒台(27.913秒)をたたき出した小林歩夢さん(21)。同じ東京力車所属だ。「1位取りました!」との報告に、西尾代表は「スタートの勢いが(他の人と)全然違ったから、あれで『行ったな』と感じた。おめでとうございます」とねぎらった。
女子のエキシビションマッチでも、東京力車の吉田汐織さん(30)が優勝。タイムは36.319秒。5歳児のママが、男子に負けない疾走を見せた。
大会を監修したガンプ鈴木氏は「人力車という日本の文化。いま時代は最先端っていうけど、超アナログだ。だからこそ、みんなで手をつないで、自分1人だけでなく、みんなが『人力車楽しいんだよ』と魅力を伝えられるような。全員で人力車の良さを伝えたいと思う」と、目標を語った。
技術を競う引き手がいる一方で、訓練を重ねる者もいる。8月に密着取材した、研修生2年目の飯田晃生さん(23)は、卒業検定に16回連続で不合格となっていた。再び話を聞くと、「まだ合格できていない。でも諦めず頑張っている」と語った。
アナログだからこそ味わえる、最高のエンターテインメント、人力車の挑戦は続く。
(『ABEMA的ニュースショー』より)
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