将棋の第84期順位戦B級1組8回戦が11月6日、東京・将棋会館ほかで全6局が行われた。大阪府高槻市の「関西将棋会館」では、伊藤匠二冠(叡王・王座、23)が大橋貴洸七段(33)に勝利。リーグ成績を7勝1敗とし、首位の座をキープした。
先月28日に自身初となる王座のタイトルを奪取し、絶好調の波に乗る伊藤二冠がA級初昇級に向けて首位攻防戦を制した。
8回戦では、2位グループに付けていた大橋七段と対戦。先手番の伊藤二冠は相掛かりの出だしから先に抜け出すと、後手陣が薄いうちに終盤戦を目指し、自玉頭の歩を突き出して積極的に動いていった。
伊藤二冠はさらに端歩を突き出して動き出すと、すべての攻め駒を躍動させてリードを拡大。大橋七段の力を封じ込めるように強気に押し切り、伊藤二冠が85手で勝利を手にした。
この結果、伊藤二冠のリーグ成績は7勝1敗に。敗れた大橋七段は5勝2敗となった。
(ABEMA/将棋チャンネルより)





