【写真・画像】世界一のラリー車が赤信号で“停車” ラリージャパンで捉えたレアな光景「手厚いですね」ドライバーの“神対応”に駅前熱狂 1枚目
【映像】赤信号で停車→神対応に駅前熱狂
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WRC 世界ラリー選手権】第13戦 ラリージャパン(11月7日/デイ2)

【映像】赤信号で停車→神対応に駅前熱狂

 7日、WRC(世界ラリー選手権)第13戦『ラリージャパン』の競技2日目デイ2が、愛知県の山岳地帯を中心に行われたが、夜の移動区間・リエゾンではWRCマシンが街中を走り、ファンの視線を釘付けにしている。

 前日に愛知県の鞍ケ池公園でのSSS1から始まったラリージャパンは、7日の朝から本格的な戦いがスタートし、同県内で合計6本のステージが行われた。そしてこの日、18時頃の名鉄豊田市駅前には、リエゾンを伝えるレポーターとして、タレントの沢口愛華と自動車評論家の竹岡圭氏が駆けつけた。

 リエゾンとはステージ間の移動区間のことで、タイムアタックを終えたラリーカーが、開催国の交通ルールを守りながら一般車とともに走行することになる。つまり日常風景の道路のなかに突如ラリーカーが出現し、渋滞や信号待ちの列に紛れ込んだ姿が見られるのだ。

 駅前には仕事帰りの一般人たちの間に混じってたくさんのラリーファンが駆けつけており、ラリーカーの到着を、今か今かと待ち受けている。まもなくタナックのマシンが到着するという連絡を受けると、レポーターでありながら大のラリーファンでもある沢口さんは、「うそ~!」と実車を見る前から大興奮していた。

 そして「きたきた!」と竹岡さんが言うなり、2人の前の交差点に到達したのは、オィット・タナックのヒョンデ i20 N ラリー1だった。赤信号で前から2台目に停車しながらヘッドライトを輝かせている。さらに、「お、ちょっとドアが開きました!」と沢口が気づいた。これに対し竹岡氏は、「(ラリーカーの)窓はすごく小さくしか開かないので、意外と暑かったりするとドア開けたりするんですけど、ここでは暑いからっていうよりファンサービスしてくれてるんじゃないかなー」とのこと。「サービスが手厚いですね」と沢口さんが言うなり、タナックのマシンは2人の前を通過していった。

 「日常と非日常が一緒になってる」と沢口さんも言ったが、日本のごく普通の街中の赤信号でラリー車が止まるという、ありそうでなかなか見ることができない夢のような光景を、この日、この時間にここにいた人だけが体感できたことになる。ラリージャパンの開催期間は9日まで、この後も目が離せない。(ABEMA『WRC 世界ラリー選手権 2025』/(C)WRC)

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