——どういったところで、そういう力を感じましたか?

伊達:今回の写真集では、自分の素の部分を出したいなと思って撮らせてもらったんです。で、その自分で思ってる私自身の素というのが、結構ふざけるのが好きだったりとか、面白いものがあったら、ギャーってもう顔くしゃくしゃにして笑うみたいなところで。そういうところを出すのが、皆さんのサポートのおかげでできたと感じています。

 一方でクールというか、キメる感じのカットもあって、そういう時の気持ちの部分だったりというか、「どうやったら絵になるのかな」と考える部分はありました。ただ今回は香港とか、私がすごくずっと行きたかった場所での撮影だったのもあるかもしれませんが、とても映える感じに撮っていただけたんです。色合いだったり雰囲気だったりが本当にすごくて。

——スタッフさん、そしてロケーションの力ですね。

伊達:自分でこう「頑張りました!」っていうより、魔法にかけられたみたいで。心をオープンにできて、いろんな表情に、無意識に挑戦させてもらえました。

——確かに、伊達さんという被写体あってこそだとは思いますが、ロケーションの素晴らしさも目につきました。香港のお写真などは、ザ・東アジアという感じで異国情緒がありつつ、どことなく昭和の日本を感じたりで。

伊達:写真でもすごく迫力がありますよね。でも、生で見るともっと違った感じがあって。

——というと?

伊達:たとえば、モンスターマンションの前で撮影しているカットとかは、人影があまりない印象に見えると思うんです。でも実際は人がすごくいて、生き生きとしていて。生命力というものがすごくて、これはもう行ってみないとわからない感覚だったなあと思いますね。

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——何かの機会で訪れる人には、今回の写真集がガイドブックになりそうですね!

伊達:はい(笑)。普通の市場でも、食品の香りだったり、店員さんとのコミュニケーションだったりが、日本でなかなか体験できないものに溢れていて。今すぐにでももう1回行きたいです(笑)。

「仲のいいLiella!メンバーから…」
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