ファンは「言葉にならない」「本当にありがとう」
実況・林弘典氏は、「名門の横浜FM、苦しみ抜いたシーズンではありましたが、2試合を残して見事にJ1残留を決めました。来シーズンもJ1の舞台で、伝統のトリコロールが躍動します」と伝える。さらに、クラブOBでもある解説の山瀬功治氏は、「今日の試合もそうですけど、この3試合、強いですね。まずは安定した守備ができている。そこからのセットプレーという武器。なおかつ、後半は押し込まれる形が多かったですけど、効率よく攻めていた印象があります」とチームを称えた。
その後、喜田は朴とFWユーリ・アラウージョの手を借りてなんとか立ち上がり、アウェーの地に大挙して詰めかけたサポーターに挨拶に行った。
この一部始終には、ファンもSNS上で注目。「喜田さんの涙!そして喜田チャント!泣けるよお!」「喜田さんの涙にもらい泣き…」「喜田さんの涙。信じられないぐらい重圧があったんだと思う」「重圧は計り知れない」「喜田キャプテン号泣、そりゃめちゃくちゃ背負ってたよな」「あああああ喜田さんの涙が全て!」「どれだけの重圧だったか…」「言葉にならない」「喜田泣いてるのこっちも泣けるわ」「よかった、よかった…」「これまで抱えていたものの重さが計り知れなかったことをあらためて知る」「苦しいチームを支え戦ってくれて本当にありがとう」などのコメントで溢れるなど、涙腺を刺激されているようだった。
J1制覇5回を誇る名門・横浜FMだが、今季は開幕から調子が上がらず一時は最下位に沈む大不振。しかし、二度の監督交代も乗り越え、8月に約4か月ぶりとなる降格圏から脱出すると、最終的には自らの手で残留を掴み取った。ジュニア世代からトリコロール一筋を貫き、7シーズン連続で主将を任された喜田は、とりわけ大きな重圧を背負っていたに違いない。その涙がすべてを物語っていた。
(ABEMA de DAZN/明治安田J1リーグ)





