【写真・画像】激しいブロックも「開けてるでしょ?」 王者スープラがバトル中に見せた一瞬の“動き”に称賛の声「相手に敬意を持っている」 1枚目
【映像】激しくもクリーン!賞賛集めた一瞬の動き
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 火花散る接近戦の中でも、チャンピオンドライバーは決して押し出さない。これぞチャンピオン──熾烈なバトルの中で光ったクリーンバトルに、レジェンドも称賛の声を上げた。

【映像】激しくもクリーン!賞賛集めた一瞬の動き

 1周目からトップ争いを繰り広げたのは、TGR TEAM au TOM’S(#1 au TOM’S GR Supra)の山下健太と、TEAM IMPUL(#12 TRS IMPUL with SDG Z)の平峰一貴。シーズン最終戦スーパーGT第8戦『MOTEGI GT 300km RACE GRAND FINAL』では、この2台による熾烈な首位争いが終始続いた。

 レースは49周目、90度コーナーで12号車がアウト側へ飛び込み、横並びに。12号車は火花を散らしながらブレーキングし、実況のサッシャ氏が「うわ!擦ってる!」と絶叫したバトルだったが、イン側の山下は非常に冷静。強引に押し出すことなく、絶妙なコーナー取りでトップを守り抜いた。

 このシーンに隠された“王者の流儀”を、スタジオ解説の脇阪寿一氏は見逃さなかった。「(山下は)ちゃんと開けるでしょ? バトルしている相手をリスペクトしている」脇阪氏は、激しい攻防の中でも相手への敬意がにじむ山下の走りを称賛。続けてゲストの中島健監督(NISMO)も「ほんとうにちゃんとしている。スポーツマンシップ的な」と頷いた。脇阪氏はさらに、「今までの戦いが彼をそうさせるし、チャンピオンとしてそう振る舞わないといけないというのがある」とコメント。激しくもクリーンに戦う山下の姿勢は、まさにチャンピオン。

 山下はその後も圧巻の走りを見せ、終了間際のFCY解除後もリードを維持。トップでフィニッシュし、au TOM’Sは史上初の3連覇を達成した。(ABEMA『笑って学べる!超GTぱーてぃ』/(C)GTアソシエイション)

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