児童研究所に入って、1年目には日活の石原裕次郎の映画の子役に抜擢。小倉が演じたのは病気で死んでしまう役で、監督からは後に「劇団の隅っこに今にも死にそうなやつがおった」と語っていたそうだ。
小倉は、石原裕次郎について、「紳士でした。それで子供扱いを全くしない。セットに早く入ると、『小倉くんセリフ合わせやろうか?』と言ってくださった」。
梅宮辰夫については、「紳士で面倒見のいい方だった。テレビ局で偶然お会いしたときは、銀座のクラブの女性のことを『もう随分ババアになってるだろうな』なんて言ってね。自分がジジイになってるのを棚に上げて(笑)。 『お前とは腐れ縁だな』と言ってくださった」と嬉しそうに振り返った。
(『徹子の部屋』より)
