【キリンチャレンジカップ2025】日本代表 vs ボリビア代表(11月18日/国立競技場)
日本代表FWの前田大然が、“ブロック”で先制点を裏アシスト。頭脳的なチームプレーが話題となっている。
サッカー日本代表は11月18日、国際親善試合でボリビア代表を3-0で撃破。左ウイングバックで先発した前田は、開始早々の4分に生まれた先制点に実はしっかり絡んでいた。
ボールカットしたMF遠藤航からパスを受けたMF久保建英が、フリーの状態で右サイドを突破。敵DFに追いつかれそうになったタイミングで、右足で中央にフワッとしたクロスを供給した。ボールを受けたのは、後方から敵陣ペナルティーエリア内に走り込んでいた鎌田。フリーの状態で胸トラップすると、相手の寄せが遅れた隙に左足ボレーでシュートを放ち、DFディエゴ・メディナの股を抜いてゴール右隅に叩き込んだ。
久保のアシスト、鎌田のフィニッシュも素晴らしかったが、見逃せないのが前田の動きだ。リプレイ映像で確認すると、クロスが上がった段階で鎌田の斜め前方にいた前田は、シュートブロックに行こうとしたメディナに気付き、咄嗟に身体を激しく寄せてブロック。これで一瞬だがメディナの動きが止まり、鎌田への寄せが遅れたのだ。
しかも前田はこのブロック後、今度はすっと身体を外側に動かし、シュートコースも作り出していた。この2つの動きがなければ、鎌田のシュートはメディナのブロックに遭うか、または前田に当たってしまった可能性もある。まさに“裏アシスト”だった。
「彼はほんとにチームプレイヤーだ」の声も
