鳥取砂丘ビジターセンターのガイド・ジョニー氏は「準備していたが、スケジュールがいっぱいいっぱいだったみたいで(宮崎氏には会えなかった)」と残念そうに語った。砂丘の魅力については「砂丘の起伏の大きさ。海から3つ大きな砂丘列があるが、真ん中の大きな砂丘列『馬の背』と呼ばれているところがとても面白い地形。みなさんこの魅力にハマって多く来場されている。鳥取砂丘は(国内の海岸砂丘で)唯一天然記念物に指定されている」と説明した。
そんな広大な砂丘を守るため、週1回の草むしり作業が欠かせないという。「放っておくと草が生えて草原になって、さらに放っておくと砂丘の真ん中に木が生える。(砂丘の)周辺は砂防林といってクロマツを植えていて、松ぼっくりとかが転がってくるので」。
メインエリアは東京ドーム31個分の広さがあるという鳥取砂丘。職員だけでは手が足りないため、今年は草むしりのボランティアを募集。3500人以上が参加したという。
石破茂氏の父、石破二朗氏が鳥取県知事時代に言った「鳥取砂丘は鳥取の恥」という言葉は、鳥取が砂丘観光に頼り続けて、地域の産業発展がおろそかになっているという危機感をあえて強い言葉で表現したのだという。
「砂に流そう」発言についてジョニー氏は「この流れた砂はどこへ行くんだろう。海に流されていくのかなって。でも海に流されちゃったら日本海の波が戻すでしょって。流れた砂がもう1回砂丘に戻ってきて、大きな『馬の背』をさらに成長させるということで、鳥取砂丘の魅力がさらに1粒、2粒と増えていく、そういう材料になったかなと思っている」と前向きに語った。
「鳥取駅前は改めて活気がないと思った」
