「学生有利」の状況、識者はどう見る?
今、政府が出している就活スケジュールは「3月 情報解禁」、「6月 選考開始」、「10月内定」となっているが、現行の就活スケジュールを守っている企業はあまりないという実態もあるという。
就職内定率は20倍に増え、内定辞退数の平均値は約2社、内定の獲得が多い学生は6~10社と、まさしく「学生有利」の状況になっている。
ニュース番組『わたしとニュース』のハレバレンサー(MC)を務める、OTEMOTO創刊編集長の小林明子氏は、以下のように見解を示す。
「(内定を多く持っているのは)不安の表れや選考スケジュールによるものかもしれないため、一概に学生を責めるよりは選択肢が増えているということで受け止めている」(小林明子氏、以下同)
また政府が企業に「内々定・内定の辞退は就活生の正当な権利です」、就活生に「不必要に複数の内々定を保持する行為などは厳に慎み、節度ある就職活動を行いましょう」とした注意喚起については「就活を通して、その会社に入らなかったとしてもその会社のファンになったり、会社や世の中のことを知れたりするため、マナーを持ってお互いにやっていけると良いと思う」と語った。
政府がNGに…就活のNG行動「オワハラ」「オヤカク」って?
