人気力士が「コロコロ転がって…」客席に一直線のハプニング館内騒然も「これはご褒美」「おじさま方嬉しそう」安堵とほっこり

＜大相撲十一月場所＞◇十二日目◇20日◇福岡・福岡国際センター

　角界随一の人気力士が縦回転しながら転がって客席に突進していくハプニングが発生。ヒヤリの場面に館内どよめいたが、周囲の客のリアクションに「これはご褒美」「おじさま方嬉しそう」などファンも安堵とほっこりした。

　前頭筆頭・若隆景（荒汐）と前頭三枚目・宇良（木瀬）の一番。立ち合い低い姿勢で頭から当たった宇良。右四つに組むとまわしを探り合う攻防に。途中、宇良が素早くいなして下がると若隆景の姿勢が崩れた。だが持ち堪えた若隆景が反撃、宇良は勢いよく押し出されて土俵下へ転落した。押し出しで勝った若隆景は6勝目。敗れた宇良は6敗目を喫した。

　決着がついた際、宇良は勢いよく前転するように転がりながら客席の中へ。縦に一回転する豪快な“ダイブ”に館内騒然となったが、周りの観客たちは力士を間近で観られたからか、嬉しそうな表情を浮かべていた。

　この嬉しいアクシデントに、ABEMAで実況を務めた舩山陽司アナウンサーも「コロコロ転がって宇良が客席の中に。ずいぶんと飛んでいきました」と注目。また、取組については、解説を務めた元前頭の佐田の富士が「立ち合いは宇良のほうが低く当たって押し込んでいますし、宇良のほうがいいんですけど」と指摘しつつ、「やっぱり（若隆景とは）やりづらいんじゃないですかね。なかなか攻められていないですから」と語った。

　宇良が客席へと豪快に転がりながら飛び込む場面に「どんな転び方だよ」「客席で前転」「客席ででんぐり返し」と騒然。ケガも無く喜ぶ観客の姿に「ファンサw」「これはご褒美」「おじさま方嬉しそう」「おじいちゃんたち嬉しそうw」と注目する声のほか、「素晴らしい負けっぷり」「私も宇良から被弾されたい」と願望を口にするファンもいた。（ABEMA／大相撲チャンネル）

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