<大相撲十一月場所>◇十三日目◇21日◇福岡・福岡国際センター
前頭十六枚目・欧勝海(鳴戸)が前頭十二枚目・友風(中村)を押し出しで下した一番で、館内騒然のアクシデントが発生。敗れた友風がカメラマンと激突、視聴者から「え??」「カメラ壊れたか」と驚きの声が上がったほか、元力士の解説者が「僕も何回も…」と裏話を明かす一幕があった。
立ち合い鋭く突いていった欧勝海。そのまま欧勝海が前に出ていき、捨て身の押し出しで勝利した。土俵を割った友風は勢い余って土俵下へ。中継画面からは見切れたが、すると次の瞬間、館内から大きなざわめきが発生した。
敗れた友風は土俵の外、かなり遠くまで飛ばされる形となり、客席の中へ。カメラマンに衝突してしまっていた。カメラマンは手元のカメラを気にする様子を見せ、周囲の観客や親方、力士たちも心配そうに振り返っていた。欧勝海は5勝目、友風は8敗目。
館内騒然のアクシデントに、ABEMAで実況を務めた小出アキラアナウンサーは「カメラさんだいぶ…」と心配そうにポツリ。同じく解説を務めた元前頭の鏡桜は「お客さん避けようと思ってさらに先に行っちゃったんじゃないですか。土俵にホント近いんでね、お客さんが。九州場所は少し、お客さんの間隔が広いんですけどね」と説明した。
さらに、リプレー映像を振り返ると、鏡桜は「お客さん避けるとこうなるんです。僕も何回も経験あります」と自身の現役時代を振り返りながらトーク。「見てるお客さんにケガさせてもよくないんで。避ける避けるという形でああいうふうになるんですよ。それでケガをする人もいれば、お客さんにケガをさせる人もいるんで」と語った。
敗れた力士がカメラマンとぶつかるアクシデントに、視聴者も「え??」「カメラ壊れたか」「勢いあまって通路まで」「カメラやば」「激突した」と騒然となっていた。(ABEMA/大相撲チャンネル)
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