■正しい知識と資産で判断
起業家で投資家の成田修造氏は、「若い時に支出を抑えられると、その後のメリットが大きい。お金は複利で増えていくため、若い時の節約を投資に回せば、そのぶん将来的な価値は上がる。合理的に見れば、50年ローンで支出が下がり、それを投資に回せば、その分インフレする」と話す。
近畿大学情報学研究所所長の夏野剛氏は、「売却時の価格は引いてもいいが、50年後では耐用年数を超えて、最後に売れないケースもある。ただ、定期借地に建つマンションでも値段は付いている。期限付きの物件にも価値はあるが、その価値の下がり方をよく読まないといけない」と考える。
一例として、「東京都内では不動産業者にだまされて、二束三文のワンルームを2軒買って、7割下がったケースもある」としつつ、「マンションでは水回りの大改修工事が必要で、その費用がかかるリスクもある。結局は物件選びしかない」と語った。
(『ABEMA Prime』より)

