■子どもの「習い事」は意味ある?

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 では、幼少期の体験はどこまで将来につながっていくのか。天現寺さんは、小学校低学年の娘を英語塾(最高月謝10万円)に通わせ、また水泳ではオリンピック経験者による個人レッスンを受けさせている。「英語は早くから、お金をかけた分成果が出ると思っている。英語の必要性を話して、(子どもが)自分でやりたいと言うように誘導している」。ひろゆき氏も、「英語に関して、日本人は『L』と『R』の聞き分けは、大人になってからではできない。その部分で、脳の発達は10歳ぐらいで止まると言われるし、運動神経もそう。早めにやった方がいいと思う」と加えた。

 これに久保田氏は、小児科医の立場として「オリンピック選手を育てるとか、英語をペラペラに話せるようにしたいなら、そうかもしれない。ただ子どもを自立させる、社会性を出させるという意味では、ちゃんと自分で選べるようにさせてほしい」とアドバイスした。

 また起業家・投資家で3児の父でもある成田修造氏は「経済的に余裕があれば、親が(子どもに)やらせたくなるのはわかる。ただ将来については、習い事をしていたとかは、大した影響はない。学力についても、早期に学習させたからといって、学力が上がるわけではないという明確なデータも出ている」とコメント。夏野氏は「スポーツ音楽は、どうしても小さいころから始めていないと無理、大人になってからではダメ。だからうちは触れさせて、続いたものだけ続けて、嫌がるものは辞めさせた」と、自身の経験を踏まえて語っていた。
(『ABEMA Prime』より)
 

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