【写真・画像】石破前総理「戦後80年所感」の真意とは?「政治家は感情に引きずられてはいけない」「中国・台湾の陸海空軍の能力、アメリカの意図、全部考えた上で日本の安全保障は立案されなきゃいかん」 1枚目
【映像】石破前総理「感情で動かしてはいかん」戦後80年所感の真意語る
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 石破茂前総理が23日のABEMA的ニュースショーに生出演。「戦後80年所感」について語る場面があった。

【映像】石破前総理「感情で動かしてはいかん」戦後80年所感の真意語る

 志半ばで退を余儀なくされた石破前総理は10月、最後の大仕事として「戦後80年所感」を発表。日本はなぜ戦争を避けられなかったのか、その教訓を打ち出した。その中で、政治家の情緒的な判断が国を誤った方向に導くリスクを指摘している。

「責任の所在が明確ではなく、状況が行き詰まるような場合には、成功の可能性が低くてリスクが高くても、勇ましい声、大胆な解決策が受け入れられがちだ。合理的な判断よりも、精神的・情緒的な判断が重視されて、国の進むべき進路を誤った歴史を決して繰り返してはなりません」(石破前総理の戦後80年所感より)

 石破前総理の「戦後80年所感」の主なポイントは「文民統制の制度を正しく運用すること」「政治家には自衛隊を使いこなす能力と見識が必要」「 国会は政府をチェックする役割を果たすこと」「ジャーナリズムは偏狭なナショナリズム差別・排外主義を許してはいけない」「 歴史に正面から向き合うことなくして明るい未来は拓けない」などだ。

「勝てないとわかっていてなぜ戦争になったのかを分析しなければいけない」
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