【写真・画像】“日本一速い男”のブロックが「うますぎる」 王座をアシストした“決死のバトル”に「これはアニマル野尻」「アウトラップ速すぎ」両者へ称賛 1枚目
【映像】接触も鉄壁ブロック!王座をアシストした決死の瞬間
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スーパーフォーミュラ】第12戦(決勝・11月23日/鈴鹿サーキット)

【映像】接触も鉄壁ブロック!王座をアシストした決死の瞬間

 日本最速を競う舞台の最終戦で、見事大逆転でチャンピオンを掴み取った岩佐歩夢(TEAM MUGEN)だが、その裏にはチームメイト・野尻智紀と昨季王者で“日本一速い男”坪井翔の決死のバトルがあった。

 3周目、早い段階でタイヤ交換したポイントリーダーの坪井翔(VANTELIN TEAM TOM’S)がピットアウトすると、野尻はエンジン出力を一時的にアップするオーバーテイクシステム(OTS)を使い、坪井に猛追を仕掛けてきた。

 野尻は、クリーンなバトルをすることで有名なドライバーだが、最終戦はチームメイトの岩佐のチャンピオンがかかった大事な一戦。らしからぬ強引な飛び込みを厭わず、逆バンクからダンロップコーナーにかけてタイヤを接触させながらマシンをねじ込もうとしたが、坪井も決死のブロック。解説の中山雄一氏も「冷えたタイヤのコントロールは坪井選手、一番上手いですからね」と称賛した。

 野尻はヘアピンでも強くプレッシャーをかけ、シケインでは針に糸を通すようなわずかなラインにマシンを潜り込ませ、ここで野尻が前に立ったかと思われたが、坪井もOTSを使いストレートで並びかけた。だが、そこへ坪井のチームメイトであるサッシャ・フェネストラズがタイヤ交換を済ませてピットアウトしてきたことで、野尻は進路を塞がれ、坪井は再度順位を取り戻した。しかし、野尻の激しい追い込みによって、坪井にタイヤとOTSを消耗させたことは、岩佐がチャンピオンを獲得する一助になったに違いない。

 この気迫のバトルを見て、視聴者も「坪井うますぎるやろ」「よく耐えた」「アウトラップ速すぎだろ」「これはアニマル野尻」と両者を讃えるコメントで溢れた。(ABEMA『スーパーフォーミュラ2025』/(C)JRP)

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