ABEMAでテキスト解説を務めた黒田尭之五段(29)は、「羽生九段の雁木模様に本田六段が右四間飛車で攻める構図でしたが、20手目あたりから力戦調の戦いになりました。35手目の本田六段の角打ちが見えづらい厳しい一着で、本田六段が一本取った感がありましたが、羽生九段も崩れずに先手陣の嫌味をつけ、実戦的には難しい展開が続いたと思います。
結果論としては69手目の角打ちからがやり過ぎだったでしょうか。ただ、秒読みの中自然な寄せでもあり、この局面に誘導した羽生九段の勝負術と、この一瞬のチャンスを逃さない応対が流石という感じでした」と総括した。
羽生九段はこの結果で、通算成績が1599勝731敗2持将棋に。次戦に勝利し、歴代最多勝数を更新する1600勝達成を決めることができるか。Aブロック決勝戦に大きな注目が集まっている。
(ABEMA/将棋チャンネルより)




