当初は騒動の大きさに戸惑い、咲の言い分に耳を傾けたように見えた萌香だったが、萌香の行きつけの怪しげなBARに場所を変えて話し合いを始めた瞬間に豹変。自身の証言と引き換えに3,000万円という多額の謝礼を要求してきたのだ。
突然の硬化した態度に「何があったんですか!?どうして急にそんなことを?」と驚く咲に、「ちょっといいですか?」とおもむろに近づく男の姿が。それは怪しげなBARの店主・岡田雅文(駿河)。岡田はタレントを自分の店に呼び、女性を斡旋することでスキャンダルの種を蒔き、それを情報として売却して利益を得る悪徳アテンダーだった。狡猾な物言いで3,000万円を払うように咲に告げる。
だが咲にも抜かりはなかった。最近の芸能人スキャンダルに岡田が関わっている事を調べ上げ、藤原と萌香の2ショット写真も萌香の許諾を得ることなく、岡田が勝手に週刊誌に売ったのではないかと指摘する。岡田の正体を知らなかった萌香が激高して詰め寄ると、岡田は「うるさいっ!黙っとけボケエ!」と逆ギレ。咲に向かって「俺が写真売ったって証拠あんのかあ!?全部憶測だろうが!」と椅子を蹴り飛ばし、さらには咲の腕を掴んで「黙って金払えや!それとも何かあ?痛い目見ないとわからんのかあ!?」とタバコの火を押し付けようとするのだった。
アテンダーという怪しげな役割にコテコテの大阪弁。過去に界隈を騒がせた某人物を彷彿とさせる岡田という裏街道系キャラを、笑福亭鶴瓶の息子・駿河太郎がドスを効かせて恐演。咲の話の上げ足を取って弱みに付け込み、立て板に水状態で自分を有利な立場に持っていく。一転、痛いところを突かれると瞬間湯沸かし器の如くキレ散らかし、暴力行使もいとわない雰囲気を自己演出する。薄暗いBARで一人だけ白の半袖シャツというカジュアルさも妙にリアルだ。
何とか難を乗り切った咲に岡田は「あんた、一つだけ勘違いしているわ。まあ、どうでもええけど…。さっさと出ていけ!クソがッ!」と悪態と共に意味深な事を口にする。岡田の言う「勘違い」が今後の物語を、ひいては咲たちの状況を大転回させることになるとは。岡田が5年前のスキャンダル写真を売った相手は本当に週刊誌だったのか?第2話ラストに衝撃的事実が明かされる。
「独立事務所を許さない」タレントの不倫&未成年飲酒スキャンダル、リーク元は前事務所の元担当マネ「スキャンダルイブ」#2で描かれる芸能界の闇
