全国各地で柿を狙ったクマの目撃情報が相次ぐ中、「放置柿」が問題になっている。放置柿とは高齢化や後継者不足などで収穫されずに放置されている柿のこと。空き家の庭などに放置されているものも多く、柿の収穫代行業者に依頼が殺到しているという。
ABEMA的ニュースショーでは、クマ被害が多発している秋田を取材。道の駅では様々なクマ対策が行われていた。クマが来ないようゴミ箱は全て屋内に。さらに自動ドアは正面を封鎖し、横からしか入れないようにしていた。道の駅「ふたつい」の工藤美幸さんは「私たちも気軽に出歩けなくなってしまった」と語る。
そんな秋田で柿の収穫代行業者を営んでいるのは柿木崇誌さん。名前は本名だという。柿木さんに今年の依頼件数について尋ねると「昨年でいうと25件とかそのあたりだったが、今年はもう50件以上来ている。本当に毎日収穫依頼がくるので追いつかない状態」と明かした。
柿木さんは「あれクマ棚ですよ」と木の上のほうを指さした。クマ棚はクマが木の実を食べる際、座布団のように枝を折って集めた跡のことで、国道沿いの柿の木にもクマが現れているのだ。
いつクマに襲われてもおかしくない危険と隣合わせの収穫
