24年ぶりの再会が実現
ロサンゼルスの空港に到着したギャビー。落ち着かない様子で母親を待つ。
ギャビー「すごく緊張と不安があって、ネガティブなことも考えてしまって。母親に会って嫌いになっちゃったらどうしようとか。思っていた人と違ったらとか」
その時、ギャビーに駆け寄る女性が。ギャビーは両手を広げ、2人は抱擁。互いの頬にキスをする。ギャビーの目には涙が溢れ、母親は満面の笑みを浮かべている。
ついに、24年ぶりの再会が実現したのだ。
空港を出た2人は、友人宅へと移動。その場でギャビーは自分が表紙を飾る雑誌をプレゼントした。
母・ナタリーさん「ありがとう。(私は雑誌を)注文したけど手に入らなかった。プレゼントしてくれたこの雑誌は見たことがある。ネイルサロンにこれがあって、『私の娘だ』と友達に言ったけど信じてもらえなかった」
母親もサプライズでプレゼントをくれた。
ギャビー「お母さんが手作りで作ったキーホルダーとか、手作りを意識したものをいっぱいくれて、うれしかったです。初めてもらったから、全部が宝物すぎて」
そして、ギャビーは、母親の自分への思いを聞くことができた。
ギャビー「ママは今幸せなの?」
母・ナタリーさん「娘がいることが幸せ。将来がどうなるかが楽しみ。子どもと一緒にいる人を見て娘が恋しかった。私は娘を一番愛している。無償の愛。すごく会いたかった。いつか会えると信じていた。ギャビーは私の大事な赤ちゃん」
このあと2人は、ギャビーが予約したホテルに泊まった。2日目は、2人でショッピングに出かけた。
そして別れの時。
ギャビー「『私はバイバイって使ったことがない』ってお母さんが言っていて。お母さんの中でトラウマがあって、5歳の時、私と別れる時に 『バイバイ』って言ったんですよ。そこからずっとバイバイになっちゃったから20数年間お母さんは人に『バイバイ』って使ったことがないって言ってて。『See you later(また会おうね)』って」
強く抱き合い、ギャビーと母親との2日間は終わった。
しかし、この旅の目的であった「なぜ5歳の時に自分の前から姿を消したのか」その理由を聞くことはできなかったという。

