ハーバード大学医学部准教授・内田舞氏
【映像】たんぽぽ・白鳥&森川キャスターの「1週間の献立」
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つらい毎日の献立作り…実は脳に負担がかかっていた?ハーバード大医学部の准教授が解説する。

【映像】たんぽぽ・白鳥&森川キャスターの「1週間の献立」

 ナイル株式会社による調査では「毎日の献立を考える」ことが、食事の支度で最もストレスに感じるものだとわかった。ではなぜ多くの人がそのように感じるのだろうか。

 ハーバード大学医学部准教授・内田舞氏は以下のように解説する。

「脳の中で一番エネルギーを使うのは、何かの決断をするためのプロセスだと言われている。献立においても、『今日は何を作ろうかな』『これを作るのなら副菜はこれかな』『今、旬なのは何かな』『子どもたちが食べないものは何だろう。これなら食べてくれるかな』など、実はいろいろな判断や予測、準備や予防のようなものが全て凝縮されている。その過程は、予想以上に脳のエネルギーを費やしている」(内田舞氏、以下同)

「オバマ元大統領も『ディシジョン(決断)・ファティーグ(疲労)』という言葉を使っていて、決断をすることは疲労につながるため服装はスタイリストが持ってきたものを着るなど、脳のエネルギーを使わないと決めていたと言っている。それによって自分の脳のキャパシティを残す努力をしているということを言っていた」

 また内田氏は家事や育児における決断について、以下のように警鐘を鳴らす。

「上記と同じで家事育児においても、自分がしなければならないものが多ければ多いほど、脳のキャパシティは圧迫されてしまう。その一部でも誰かが担ってくれたり、自分が判断しなくてもいいような状況が作れたりしたら、随分変わるのではないかと思う。家事育児に関わる判断を軽視しないでほしい」

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