11月23日に国内最高峰のモータースポーツ、全日本スーパーフォーミュラ選手権が鈴鹿サーキットで開催され、競技車両の先導役ではない“働くクルマ”に熱い視線が注がれた。
特に、決勝レースのスタート直前に登場した、純白のボディカラーを纏ったホンダ・シビックタイプR(FL5型)が、ファンの注目を集めた。
鈴鹿サーキットはホンダの親会社にあたるモビリティランドが運営している経緯から、運営車両であるマーシャルカー(コースカー)にはホンダのスポーツカーが数多く配備されている。通常、レース中にアクシデントが発生し、安全確保のためにコースに入って競技車両を先導するセーフティカーとしては、ホンダのフラッグシップスポーツカーであるNSX(NC型)が起用され、これまでも大きな反響を集めてきた。
しかし今回注目を集めたのは、今年度から新たに運営車両の仲間入りを果たした、現行モデルのシビックタイプR(FL5型)である。
鈴鹿サーキットでは、FK8型やFK2型の先代シビックタイプRが、レーススタート時に競技車両を最後尾から追走するレースコントロールカーとして運用されてきた歴史があるが、新たに配備された2台目のFL5型は「チャンピオンシップホワイト」のボディカラーを持つ車両として登場した。
ちなみに、先行して導入された1台目のブルーのFL5型は、左ハンドル仕様が採用されている点が特徴だ。また、ロールバーの色にも運営側の「こだわり」が詰まっているという。
鈴鹿サーキットの公式X(旧Twitter)は、「チャンピオンシップホワイトのHonda CIVIC TYPE R(FL5)が運営車両の仲間入りしました」と紹介し、写真を多く撮ってほしいとファンに呼びかけており、その勇姿はサーキットの華として定着しそうだ。(ABEMA『スーパーフォーミュラ2025』/(C)JRP)
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