■日本にあるイタリアンレストランの「3つの分類」
ベリッシモ氏は、日本にあるイタリアンレストランは、大きく3種類に分けて捉えるべきだとしている。1つ目は「本格的なイタリア料理店」で、シェフがイタリア出身であるか、あるいは日本のシェフが本国で勉強し、「元々のレシピ」を忠実に再現して作っているレストランだ。
2つ目はいわば「アメリカンイタリアン」。アメリカを経由して日本に入ってきたイタリアンだ。アメリカ風にアレンジされたミートソースやピザを提供する店である。
そして3つ目が日本の食材を活かした「創作イタリアン」。日本の食材を味覚に合わせてアレンジされたイタリアンを指し、これは国に合わせて変えるという点で「すごくいいと思う」と理解を示している。
■文化遺産としての食と、その伝わり方への懸念
