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【映像】遅すぎる“超”スローサーブが炸裂した瞬間

SVリーグ】東レアローズ静岡 0ー3 ウルフドッグス名古屋(11月23日・男子第5節)

【映像】遅すぎる“超”スローサーブが炸裂した瞬間

 男子バレーで、テクニカルなサーブが炸裂。強打ではなく、むしろ“超スローボール”に相手が一歩も動けず決まったエースに「おぉぉ」とアリーナがどよめいた。

 大同生命SVリーグ男子の第5節、ウルフドッグス名古屋は敵地で東レアローズ静岡と対戦。試合中盤、流れを完全にチームのモノにする一撃が決まった。

 第2セット、WD名古屋が18―13とリードする場面でサーバーを務めたのがミドルブロッカー、佐藤駿一郎だ。コート後方から勢い良く助走をつけてジャンプしたと思いきや、ボールの最高到達点で打ち抜くのではなく、落ち際で優しくタッチ。ふわりとした軌道でネットを超えたボールは、相手コート中央右にぽっかりと空いたスペースに落下。東レ静岡のリベロ・武田大周は前傾になるも動くことができず、悔しそうにボールを見送った。

 このサービスエースには、布石があった。3ポイント前、WD名古屋が16―12の場面で、198cmの長身アウトサイドヒッター、エイメン・ブゲラが相手コート左奥に突き刺す強烈なエースを決めていたのだ。相手が強打を警戒するなかで意表を突く一撃となった。

 身長205cmを誇る佐藤は、これまで日本代表などでも選ばれてきたミドルブロッカーであり、今年6月から7月に行われたネーションズリーグでも頭角を表した。圧倒的なブロックと強烈なスパイクを武器に加え、“超スローサーブ”という技も見せつけた。

 なお、試合は3―0でWD名古屋がストレート勝ちを収め、佐藤も大いに貢献した。(ABEMA de J SPORTS/SVリーグ)