■円満な夫婦とそうでない夫婦の会話時間の差は5倍以上
明治安田生命が「いい夫婦の日」に合わせて行ったアンケート調査では、夫婦のコミュニケーションに関する項目で「夫婦仲が円満」と回答したのは78.4パーセントだった。円満であるために必要なこととして、「よく会話する」が1位にあがった。
夫婦の会話時間について、円満な夫婦は休日1日あたりおよそ4.5時間なのに対し、円満ではない夫婦はおよそ50分と、実に5倍以上の差があることがわかった。しかし、夫婦の会話は大事だとわかっていても、話していてイライラしてもう話したくないと思った経験はないだろうか。
東洋経済オンラインの連載『ほしいのは「つかれない家族」』では、夫婦のコミュニケーションにまつわる漫画が紹介されている。夫は妻の話についてよかれと思って分析をしてアドバイスをするものの、妻は説教じみたアドバイスではなく、ちょっと聞いてほしかっただけだったというすれ違いが起きる。
「それは〇〇〇が原因なんじゃない?〇〇〇を〇〇〇するといいと思うよ」
「………あのさ…、誰がそんな説教じみたアドバイスをくれって言ったのよ!私はただちょっと聞いてほしかっただけなのに」
「あ〜会話するだけでつかれる」
(東洋経済オンライン『ほしいのは「つかれない家族」』)
著書に『ほしいのは「つかれない家族」 ワンオペ家事&育児に絶望した私が見つけた家族のシアワセ』などがあるイラストレーターのハラユキ氏は、会話の改善に関する1冊の本を読んだことをきっかけに、アドバイスがほしいときは「ちょっと意見が聞きたいんだけどさ」、ただ話を聞きたい時は「これはただの愚痴で言いたいだけなんだけどさ」と会話の前に前置きをつけることで、夫婦の会話がスムーズになったという。
結論ではなく「相手が何を求めているか」を前置きする
