ひき逃げ事故はどのような捜査を行なっているのか。元徳島県警捜査一課警部の秋山博康氏は「まずは車の特定をする。これが非常に重要。現場は証拠の宝庫で、現場に落ちていた塗料片とかランプの破片、それで車種とか色、そして年式まで特定する。さらには被害者の衣類、服も塗料がついたり、タイヤ痕がついている可能性がある。そのタイヤ痕でタイヤのメーカー、サイズを特定して、まず所有者を割り出して1件1件、車当たり捜査をして犯人を検挙する」と説明。
11月は指名手配犯捜査の強化月間だったが、事件の進展がなかったことについて秋山氏は「何のためにこれが重要指名手配になったのか。大分県警も警察官全員がこの事件を把握して、そして情報が命。日本中からくる情報を1件1件地道に捜査を重ねて犯人検挙に努めてほしい」と訴えた。
情報提供もたらい回しの証言
