フローターショットを放つ富樫勇樹
【映像】富樫勇樹の「神フローターショット」
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【FIBAワールドカップ予選】チャイニーズ・タイペイ代表 73-80 日本代表(12月1日/新荘体育館)

【映像】富樫勇樹の「神フローターショット」

 バスケットボール日本代表のポイントガード富樫勇樹(千葉ジェッツ)が、電光石火の高速ドライブでファンを魅了。同点で迎えた最終クォーターの立ち上がりに仕掛けた32歳のベテランのプレーに、称賛の声が溢れている。

 日本代表は12月1日、FIBAバスケットボールワールドカップ2027 アジア地区予選 Window1でチャイニーズ・タイペイ(台湾)代表とアウェーで対戦。序盤からテクニカルファウルやアンスポーツマンライクファウルが飛び交い、両チーム合わせて4選手がファウルアウトとなる激しい展開となったが、80ー73で勝利して11月28日に続いて2連勝を飾った。

 このWindowでトム・ホーバスHC(ヘッドコーチ)は3人のPGを招集。長らく日本代表を支えている富樫は、プレータイムこそ短かったものの、大事な場面で出場して結果を残した。その1つが、57ー57の同点で迎えた第4クォーターのファーストプレーだった。

 クォーターの頭からピッチに立った富樫は、左のコーナー付近からジョシュ・ホーキンソンのピックを使って中央に侵入。吉井裕鷹とのパス交換でボールを受け直すと、マークについていたツェン・ジャックをスピードで振り切るドライブを仕掛けた。そこへ211cmのブランドン・ギルベックがブロックに入る。しかし167cmの富樫は、ギルベックの手が伸び切る前にフローターシュートを放つと、そびえ立つブロックを潜り抜けてボールはネットを揺らし、さらにファウルをもらってアンドワンの判定となった。

「困った時の富樫」の声も
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