この方針について、黒岩氏は「まだ詳細が明らかになっていないので何とも言えないところがあるが、その上で、まず不便を解消する方向に進んでいることはポジティブだと思う。一方で選択的夫婦別姓の議論も含めて、必要な議論がされた上でのこれなのかというのは疑問が残る」とコメント。

 大石記者は、政府内の考えとして「3日の朝に話を聞いた総理周辺の方は、選択的夫婦別姓についての議論があることはもちろん承知していて、それとは一旦切り離して、まずは旧姓使用を拡大して便利にしていくことが狙いだと話していた」と取材観を語った。

 大石記者によると、高市総理の私案はあるものの「決してこれを軸にやっていくと決まっているわけではなく、党内と政府内でそれぞれ並行して議論していくようなイメージ」だという。

「総裁選でも掲げられた高市氏の持論」
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