「客観的事実としては縮まっているが、男性の(家事・育児時間の)方が大幅に増えたわけではなく、女性の(家事・育児時間の)量が減っていることが特徴。本当は男性(の家事・育児時間)が増え女性(の家事・育児時間)が減りバランスが取れてきたと思いたいが、実際は男性の方も28分減っていて、女性の方も1時間35分減っている」(「みらい子育て全国ネットワーク」代表・天野妙氏、以下同)
実は男性の家事育児時間は増えているのではなく減り、女性の家事育児時間がそれ以上に減っていることで、男女差が縮まっていたのである。
「女性の正社員化や就業率が上がったり、年収も上がったりして働く時間も増えてきた背景から、家事のアウトソーシング、育児のアウトソーシング、待機児童も減ってきているが、保育の部分などが全体として、女性の家事育児時間の縮小に寄与していると思う」
疲労の男女差から見えることとは?
