将棋の第51期棋王戦コナミグループ杯挑戦者決定トーナメント・勝者組決勝戦が12月5日、東京・渋谷区の将棋会館で行われ、増田康宏八段(28)が斎藤明日斗六段(27)に111手で勝利した。
この結果、増田八段は挑戦者決定二番勝負へ進出。棋王戦では挑戦者決定トーナメント優勝者と、敗者復活戦の勝者による変則二番勝負を戦う仕組みとなっており、挑戦者決定トーナメント優勝者の増田八段は1勝、敗者復活戦勝者は2連勝することで挑戦権を獲得することとなる。
ABEMAでテキスト解説を務めた田中悠一六段(40)は、勝者組決勝戦を「相掛かりから後手(斎藤六段)が積極的に動く姿勢を見せたのに対し、先手(増田八段)は馬を作って対抗。その後じわじわと相手の狙いを消しながら模様を良くしていき、決めにいってからは素早い寄せを決めた先手の増田さんの完勝譜だったと思います」と総括していた。
前年度挑戦者の増田八段が、2期連続で棋王挑戦権をつかむのか。藤井聡太棋王(竜王、名人、王位、棋聖、王将、23)への挑戦者争いはいよいよクライマックスへと向かう。
(ABEMA/将棋チャンネルより)





