漁が始まれば、12時間労働も当たり前。睡眠4時間の日もざらにあった。それでも耐え続け、仕事を覚えていくと、やりがいも出てきて1年間の遠洋にも出たという。

「ハワイ沖(に行った)。そこを乗り越えられるメンタルもあるんで、諦めるしかないっていう状況だと思うんですよね。乗せられたら、それぐらいの覚悟でいかないと」

 しかし、経験したことで人生においてプラスになったこともあるという。「船員同士の絆ってのもすごくできる船もあって、帰る時も離れるのがつらいなっていう船員さんたちもいっぱいいたんで。他の仕事では味わえないような、人間模様っていう部分ではすごく勉強になった。耐える力もやっぱり鍛えられたんじゃないかな。そういう部分では今思えば良かったなと思う」。

 そんな遠洋マグロ漁の業界では近年、ネガティブなイメージを払拭しようと労働環境の改善、やりがい、稼げることをアピール。就労を希望する若者が増加しているという。

(『ABEMA的ニュースショー』より)

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