将棋の棋王戦コナミグループ杯挑戦者決定トーナメント敗者復活戦決勝戦が12月12日、東京・渋谷区の将棋会館で行われ、斎藤明日斗六段(27)が伊藤匠二冠(叡王・王座、23)に123手で勝利した。
この結果、斎藤六段は敗者復活戦を制して2期連続の挑戦者決定二番勝負へ進出。斎藤六段は、前期挑戦者で勝者組トーナメント覇者の増田康宏八段(28)に2連勝した場合、自身初となるタイトル挑戦が決まる。挑戦者決定戦は2期連続で同一カードに決定。藤井聡太棋王(竜王、名人、王位、棋聖、王将、23)への挑戦権をつかむのはどちらか。今後の戦いからも目が離せない。
ABEMAでテキスト解説を務めた折田翔吾五段(36)は、「矢倉VS中住まいから、うまく攻めの態勢を築いた伊藤二冠が指せる展開でしたが、斎藤六段がうまく粘ってチャンスを掴み、優勢になってからは緩みなく勝ち切った一局でした」とコメント。斎藤六段の鮮やかな逆転劇を総括していた。
挑戦者決定戦は変則二番勝負で実施。挑戦を獲得するには勝者組優勝者が1勝、敗者戦勝者は2勝しなければならない。
(ABEMA/将棋チャンネルより)





