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【映像】リベロが吹き飛ぶように仰け反った驚きのブロック
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SVリーグ】Astemoリヴァーレ茨城 3ー2 KUROBEアクアフェアリーズ(12月7日・女子第9節)

【映像】リベロが吹き飛ぶように仰け反った驚きのブロック

 女子バレーボールで175cmのミドルブロッカーが圧倒的な「ブロック」で相手を無双。主役級の働きを見せた。あまりにも止めるそのブロックは、時に弾き返したボールで相手が吹き飛ぶほどの威力。試合を通してなんと11本のブロックポイントを決める活躍ぶりだった。

 大同生命SVリーグ女子の第9節、KUROBEアクアフェアリーズは敵地でAstemoリヴァーレ茨城と対戦。試合終盤、衝撃的なブロックポイントが炸裂した。

 第4セット1―0とKUROBEが先行した場面、キャプテン・中村安里のサーブを拾ったAstemoがレフトから長内美和子がスパイクを放つと、山口真季が魅せた。完璧なタイミングの2枚ブロックで飛ぶと、山口が相手コートに打ち落とす。目の前にいたリベロ・髙橋凜は対応することができず、思わず吹き飛ぶような驚きの威力のブロックとなった。

 この試合、序盤からブロックで止めまくった山口は、最初は恐縮するような仕草を見せることもあったものの、仲間からもみくちゃにされるほど歓喜の輪の中心になっていくと、最終的には圧巻の11ブロックを記録。Astemoの195cmのミドルブロッカー、ブリオンヌ・バトラーの6本をはるかに凌駕するブロックポイントで試合の主役となっていた。

 現在26歳の山口は、2022シーズンからKUROBEでプレー。2025年の今年は初めて日本代表にも選ばれるなど充実のシーズンを過ごしている。今季はすでにブロックで66得点を挙げ、セットあたりのブロック決定本数は0.92と2位を引き離す数字でSVリーグのランキングトップに君臨。球団の公式ホームページでプロフィール欄によると、「バレーボール人生での一番の思い出」という質問に「自分より身長ある選手のスパイクをドシャットした瞬間全部」と答えている彼女は今季、“一番の思い出”を記録しまくっていることになる。

 なお、山口が相手の攻撃を止めまくったものの、この試合はフルセットの末に2―3で敗戦。9勝9敗で現在9位につけるKUROBEにとって、山口のブロックは引き続き不可欠な武器となる。

 なお、SVリーグは現在、令和7年度天皇杯・皇后杯 JVA全日本バレーボール選手権大会が開催中のため2週間の中断期間に。リーグは男女ともに12月27日から再開される。
ABEMA de J SPORTS/SVリーグ)

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