英語でスピーチを続ける興梠と、それを翻訳する通訳といったなんともシュールな状況にSNSのファンたちも「なぜ英語w」「唐突に英語で話し始める興梠さん」「まさかの英語でスピーチ」「通訳を介すな笑」「急に興梠英語しゃべり始めたwww」「わけわからんとこが興梠らしいな」と大爆笑となった。
なぜ興梠は英語でスピーチを行ったのか──。その答えは挨拶の中にあった。
「私は現役生活の中、多くの偉大な選手監督からたくさんのことを学びました。ここから指導者、監督としての新たな旅が始まります。そのために一番大切なのは選手との良いコミュニケーションだと思います。だから私は国大セミナーの力を借りて英語を勉強しています。そうすることで外国人選手と直接コミュニケーションを取ることができるからです」とコメント。続けて「ぼくが浦和レッズの監督として戻るまで待ってください。それをかなえるために一生懸命突き進むことを誓います」と、将来は浦和の指揮官を務めると力強く宣言し、「今日という日、そしてこれまでのサポート、心の底からありがとうございます。このピッチで監督としてまた会いましょう」と感謝の言葉で締め括った。
興梠は2005年に鵬翔高を卒業して鹿島に入団。8年にわたってプレーし、2007年からの3年連続優勝に貢献した。2013年からは浦和に移籍し、11年間プレー。AFCチャンピオンズリーグを2度制覇するなど、J1歴代2位となる通算168得点を挙げたエースストライカーとして数々のタイトルを獲得してきた。新たな道を歩み始めた興梠に、ファンたちは「絶対監督として帰ってきてください!」「待ってるぞ!」「監督として戻ってくるの楽しみにしてるよ」「興梠さんかっこいいな」と温かいメッセージを送っている。
(ABEMA de DAZN/興梠慎三 引退試合)





