本物とフェイクを見分ける方法はあるのか。AIを用いてフェイク動画などの検知を行う会社「NABLAS」を取材した。

 取締役の鈴木都生氏によると、フェイク動画の生成パターンは「実際の写真に動きをつけて動画にしていく」「ゼロから作り出す」「実際の動画の顔だけ替える」「実際の動画の口だけ替える」といったものがあるという。

 鈴木氏は「生成されるいろいろなパターンに対して、AIで行われる“痕跡”や“らしさ”みたいな特徴を見つけていくようなAI技術、AIモデルを開発している」と説明する。フェイク動画とひと口にいっても、その生成方法にはさまざまなパターンがあるため、本物とフェイクをひたすらAIに学習させ、AIによる痕跡を見つけられるようにするのだという。

AI検知システムがフェイクと見抜いた“電線”の不自然さ
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