そんな中、中華料理の超高級食材といわれるクマの手「熊掌(ゆうしょう)」を自分で調理した人物に話を聞いた。野食ハンターの茸本朗さんは、これまでイノシシや鹿など定番のジビエ料理から、ヒツジの睾丸、ドブネズミまであらゆる珍食材を味わってきた。
熊掌の調理について、茸本さんは「びっしり毛が生えているので、それを全部抜かなきゃいけない。ものすごい固く生えてて、なかなか抜けない」と説明する。「最初はピンセットで抜いていたが、握力がなくなってきてしまい、魚の小骨を抜く用のペンチみたいな骨抜きを使って、丁寧に抜いていった。最終的に2時間半くらい抜くのにかかった」。
さらに「結局煮るのに圧力鍋を使ったり、6時間はかかった。昔の中国の人は3日3晩かけて煮ていたそうだ」と語った。
“クマの手”ってどんな味?
