高市総理は次世代の女性リーダー像になる?識者が分析

高市総理/中野円佳氏
拡大する

 岩本名誉教授は、高市総理は男性中心の政治を崩すのではなく、それを進めていると分析。

 高市総理の午前3時の官邸入りも波紋を呼んだが、東京大学-IncluDE准教授の中野円佳氏は、「働いて働いて働いての発言のところから、(男性中心の政治だと)私も思っていたので、岩本名誉教授のコメントには、全面的に賛成する。3時の官邸入りもどうかとは思うが、今までの男性政治家が、会食、会食、会食三昧だったのと比べると、高市総理なりに、ご自身のやり方を出しているとは思う。でも、ライフを捨てて “ケアレスマン”、誰かのケアをしなくても済む人、あるいはケアされながら24時間働けますかの世界でやっていた昭和のやり方みたいなのを持ち込んじゃっているところはあると思う」と私見を述べた。

 また、次世代の女性リーダー像になるのかについては、「配偶者の方の介護もされていたり、名字も離婚・再婚を経て高市姓に戻したり、ご自身が女性であることとか、ケアする側に立つことで苦労された経験があるのだから、そういう選択的夫婦別姓などの政策をやってほしい。政権に複数の女性がいる景色というのは、確実に若い女の子たちとかに勇気を与えていると思うので、もっと高市さんご自身の政策の多様性、他のタイプの女性もどんどん出てくることが重要かなと思う」と話す。(『わたしとニュース』より)

この記事の画像一覧
この記事の写真をみる(7枚)