ポカリと空いてしまった時間で前に進むために思いついたのが司法試験への挑戦だった。4人の子どもがいて、一番下はまだ12歳と母親としても多忙な中、編み出した勉強法。それが「ノールック勉強法」だ。
「ノールック勉。何も見ていない時間に自分で問題を出して自分で答える。お客さんを見送る時間とか六法全書を持てない。じっと立ってるだけの時間に、何も見ないで今日やった勉強を思い出す、セルフクイズ(をしていた)」
さらに、「合間を制する者が勝つ」という。「例えば、唐揚げをあげるじゃないですか。従業員の分もあるので大量なんですけど、揚げ物をしている時は、その前に(メモを)貼って、見ながら唐揚げを揚げていた」。
覚えたい内容のメモ書きを調理場に貼り、料理の合間も勉強。その成果が実を結び見事一発で司法試験の合格を成し遂げた。
成功の秘訣はズバリ「計画」だ。「いい計画を立てたら、あとはそれをやるだけ。今日何やろうか考えるのがすごく時間がもったいない。1週間分の計画を立てて、寝る前に明日する勉強を決めて、朝すぐ取り掛かれるようにする。計画を立てることは、自分の弱点をあぶり出せる」。
今後の目標は、「町の困りごとを全部引き受ける人になりたい。弁護士のお世話にならないといけないことはいっぱいある。そういう問題を解決するお手伝いができるような存在になりたい」と話した。
(『ABEMA的ニュースショー』より)
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