■「異変を感じた時は、声をかけてあげることが大切」

痴漢被害 9割以上が電車内
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 フリーアナウンサーの柴田阿弥は、「学生時代に痴漢被害にあって泣いている子がいた。今でも胸が痛いため、電車に乗る時に『もし痴漢を見たら助けよう』と決めている。見つけたことはないが、いつの日か助けたい」と心掛けている。

 その上で、「誤認しないように証拠を残す場合、動画を撮っておいて、『今は関われないが、後日なら大丈夫』と伝えることもできるか」と問う。これにスズキさんは「時間が空いた時に、警察署に『目撃した』と連絡を入れるのも手だ」と返す。

 実際に痴漢があっても、通報されないケースは少なくない。「立場上は『声を上げて』と説明するが、実際に被害にあった時は、怖くて声が出せないのがほとんどだ。相談が難しいことはよくわかる。友人や家族に相談してから、数日後に警察に通報が入ることもある。周囲が気をかけて、異変を感じた時は、声をかけてあげることが大切だ」。

 モデルの益若つばさは、「被害者も加害者も、冤罪をかけられる人も、なぜこんなに多いのか。1日も早く防犯カメラを全車両へ多角的に設置してほしい。乗る側も助けたい気持ちはあるため、『声を上げることは怖くない』と、何かあれば面倒くさくなく、すぐ駅員に言える環境を整備してもらえるとありがたい」と願った。

(『ABEMA Prime』より)

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