現場となった「サウナタイガー」は2022年8月にオープン。当初はタレントを監修役として起用するなど話題となった。

 サウナ業界に詳しい『週刊SPA!』元副編集長の田辺健二氏は「コロナ中に非接触でハイクラスなプライベートサウナがブームになったが、サウナタイガーもそのひとつ。会費は39万円、ビジター利用もでき、ラウンジでは食べ放題・飲み放題というオールインクルーシブなのが売りだった」と分析する。

 田辺氏によれば、今回の事故を受け、サウナ愛好家たちの間であるやり取りが行われているという。「ドアノブ式のサウナがある施設を実名で羅列して、『あそこは危険だ』という暴露大会のような書き込みがいくつか散見される」。

 その上で「たとえドアノブ式だとしても、個室サウナじゃなければスタッフの見回りもあるし、今回のような事態を回避できる方法はあるはず。ドアノブという一点だけで危険サウナだと言いふらすのは乱暴。風評被害にもつながりかねない」と指摘した。

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