国土交通省によると道路上で発生した動物との衝突事故、いわゆる「ロードキル」の件数は年間およそ7万件。なかにはシカと衝突し、大怪我を負ったという事態もある。
なぜシカは危険な道路に飛び出してくるのか。道路の開発に関する調査を行う一般社団法人北海道開発技術センターの交通政策部・佐藤真人氏は「(シカは)群れで行動する動物で、リーダーにあたる個体は比較的車を気にして、車が通りすぎてから道路を渡る。ただ、リーダーだけを見て追いかけてくる個体も多いので、群れの2頭目以降と車がぶつかっている可能性が高いのではないか」と説明。
車を気にしているように見えても、ほかのものを気にして飛び出してくる可能性があるそうで「人の小さい子どももそうだと思うが、向かいの道路に知り合いがいたら走り出しちゃうとか。それぐらいの(行動が読めない)動物だと思って見てあげたほうがいい」と注意を促した。
動物との衝突を回避するポイントとは?
