では、動物と衝突して車が破損した場合、保険適用されるのか。一般社団法人日本損害保険協会北海道支部の川田晃久事務局長代理は「(動物との事故は)自損事故・物損事故になってくる。任意保険である『車両保険』が補償することになってくる」と説明する。
日本損害保険協会によれば、北海道内でのエゾシカとの衝突事故で支払われた保険金は去年10月からの2カ月間で7億5000万円以上で、1件あたり平均60万円ほどの支払額となる。そもそも保険に入るとき、動物との衝突事故まで想定する人はそう多くはないという。
川田氏は「保険契約を結ぶとき、対車の物損事故とかあるいは人との間で事故を起こしてしまったとき、そちらのほうに注目がいきがちになる。保険会社によっては車両保険に入っていても、シカとの衝突事故が補償されない場合もあり得ないことはない。保険を契約するときに確認をとることが重要」と語った。
ABEMA的ニュースショーMCを務める千原ジュニアは「ブレーキ痕が多い真っ直ぐな道とか、勝手に居眠りとかそういうことなのかなと思っていたら、意外と動物が現れて、そこが獣道になっていてみたいな」と解説に納得した様子で「ブレーキ痕は、動物が飛び出してきたのかなという発想がなかったので、今後そういう可能性があるというのを気を付けたい」とコメントした。
(『ABEMA的ニュースショー』より)
この記事の画像一覧
