■「選ばれる奴隷側」アプリという“奴隷市場”で闇落ちする男性

マッチングアプリの実情
拡大する

 マッチングアプリを1年前から始め、非モテを自認する27歳のマコトさんは、自身のnoteで「マッチングアプリという名の奴隷市場」「私は選ばれる奴隷側の人間である」という過激な言葉を綴り、大きな反響を呼んだ。

 これまでにおよそ20人の女性と会ったものの、交際には至っていないマコトさんは、アプリ特有の拒絶に苦しんでいる。「普通に社会を生きていて、相手から拒絶されるっていう経験を持たれることないとは思うんですけれども、アプリの世界では相手を遮断するっていうのが非常に日常茶飯事。闇落ちをしてしまったせいで、それに慣れてきてしまっているのが悲しい」と心境を明かす。

 マコトさんは、相手に常に「審判を下されている」という恐怖を感じ、女性そのものに恐怖心を抱きつつあるという。アプリという戦場において、スペックの低い男性は、戦う前から心を折られてしまう現状がある。

 この閉塞感に対し、2ちゃんねる創設者のひろゆき氏はマッチングアプリが抱える構造的課題を指摘する。「大体どこ見ても、上位3割ぐらいの男性が女子8割ぐらいを食い散らかすという構造。上位3割に入れない人たちが何なのかっていうと、ひたすらお金を払い続けてプラットフォームの維持費用を払っている『養分』になっている」。ひろゆき氏は、上位に入る自信のない男性はアプリを使うべきではないと断言した。

■「合コン」が果たしていた“お膳立て”の役割
この記事の写真をみる(5枚)