■来年の丙午、出生率に影響は?今後の考え方は
ネット掲示板「2ちゃんねる」創設者のひろゆき氏は、「日本人の多くは、占いの本を買う。子どもが生まれる時も、姓名判断の本で画数を選ぶ民族性だが、子を持たない人は興味がなく、知りもしない。ただ子どもを産むようになると、丙午や画数の話になる。その影響が子を産む世代に出ると、出生率は下がるのではないか」と予測する。
吉川氏は「60年前に“妊活”という言葉はなかった。妊活とは結婚した夫婦が、避妊をやめて子どもを産もうとすること。仕事や『4〜5月に生まれた方がいい』といった教育経済学の研究などでタイミングを計っている。迷信やうわさ、縁起に左右されている場合ではなく、それだけの力が丙午にはない」と見ている。
なっぱさんは、「周囲には丙午を気にしている人はさほどおらず、むしろ知らない人が多いため、そんなに出生数が減るとは思えない。むしろ知ると『産むのはやめよう』となるため、知らない世界の方がいい」と考えている。「丙午生まれにしてしまったため、なるべく家庭や恋愛が良くなる画数を付けたいと調べている」。
近畿大学 情報学研究所 所長の夏野剛氏は「丙午を政府は使った方がいい」と提案する。「『丙午に生んだら100万円あげる』となれば、おこめ券を配るよりよっぽどいい。人口減に対して高市政権は何も言っていない。『農家を助ける』と言うが、食べる人が少なくなってしまう。経済対策として『60年前に25%減したため、それを防ぐための支出』だと言えばいい。そうすれば、もしかすると人口が増えるかもしれない」。
(『ABEMA Prime』より)

