【映像】ABEMAで「チ。 ―地球の運動について―」をみる
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 2005年に結成され、これまで数々のヒット曲を生み出してきた男女5人組のロックバンド「サカナクション」。2025年のNHK紅白歌合戦に久々の出場が決まり、さらに注目が集まっている彼らのプロフィールや代表曲について紹介していきます。

目次

  • サカナクションとは?
  • グループ名の由来
  • サカナクションのメンバープロフィール
  • 山口 一郎(やまぐち いちろう)
  • 岩寺 基晴(いわでら もとはる)
  • 草刈 愛美(くさかり あみ)
  • 岡崎 英美(おかざき えみ)
  • 江島 啓一(えじま けいいち)
  • サカナクションの主なリリース曲
  • サカナクションの公式SNSなど

サカナクションとは?

 2005年に北海道札幌市で結成された5人組ロックバンドが、「サカナクション」です。ボーカル・ギターの山口一郎さんを中心に、岩寺基晴さん(Gt)、草刈愛美さん(Ba)、岡崎英美さん(Key)、江島啓一さん(Dr)という、男女混合の編成で構成されています。

 活動初期は地元・札幌のライブハウスを中心に活動。2007年にアルバム『GO TO THE FUTURE』でメジャーデビューを果たすと、文学的な歌詞と、クラブミュージックやテクノを大胆に取り入れたハイブリッドなサウンドで、瞬く間に音楽ファンの注目を集めることとなりました。2010年にはシングル「アイデンティティ」がヒットし、初の日本武道館公演を成功させるなど、一躍トップアーティストの仲間入りを果たしました。

 2013年にはNHK紅白歌合戦に初出場。2015年には映画『バクマン。』の劇伴音楽を担当し、第39回日本アカデミー賞で最優秀音楽賞を受賞しました。さらに、ライブ演出においても、6.1chサラウンドシステムを用いた大規模公演や、最先端の映像技術を駆使したパフォーマンスを行うなど、音楽を「体験」として提供する先駆的な試みを続けています。

 2022年からは山口さんの体調不良によるライブ活動休止期間もありましたが、2024年春には完全復活を遂げ、全国アリーナツアーを開催しました。2025年にはテレビアニメ『チ。 ―地球の運動について―』の主題歌にも起用された楽曲「怪獣」が大ヒット。2度目の紅白歌合戦出演が決まりました。

グループ名の由来

 グループ名「サカナクション」は「魚」と「アクション」を掛け合わせた造語です。

サカナクションのメンバープロフィール

 ここからは、サカナクションのメンバー5人のプロフィールを紹介します。

山口 一郎(やまぐち いちろう)

  • 担当: ボーカル、ギター

  • 生年月日: 1980年9月8日

  • 出身地: 北海道小樽市

 ほぼすべての楽曲の作詞・作曲を担当。バンドのフロントマンであり、主宰するプロジェクト「NF」を通じて音楽、ファッション、アートを融合させる活動も行っています。幼少期からフォークソングやクラシックなどの音楽に親しみ、文学的な歌詞の世界観は、彼が愛読する文学作品からも影響を受けています。

岩寺 基晴(いわでら もとはる)

  • 担当: ギター、コーラス

  • 生年月日: 1981年3月11日

  • 出身地: 北海道札幌市

 ギター、コーラスを担当。山口さんとは高校時代からの友人で、前身バンド「ダッチマン」からのオリジナルメンバーです。繊細かつ大胆なギターサウンドで、サカナクションの楽曲に彩りを与えます。山口さんからの信頼も厚く、ライブでは機材のセットアップなどサウンド面の中核も担っています。愛称は「モッチ」。

草刈 愛美(くさかり あみ)

  • 担当: ベース、コーラス

  • 生年月日: 1980年4月30日

  • 出身地: 東京都

 ベース、コーラス。シンセベースとエレキベースを巧みに使い分け、ダンスミュージック特有のグルーヴを生み出します。10代の頃から数々のバンドを渡り歩いてきた実力派で、メンバー唯一の道外出身者ながら札幌のインディーズシーンでもその名は知られ、山口さんがその才能に惚れ込み、バンドに誘ったというエピソードがあります。

岡崎 英美(おかざき えみ)

  • 担当: キーボード、コーラス

  • 生年月日: 1983年10月5日

  • 出身地: 北海道小樽市

 サカナクションの象徴的な電子音や、透明感のあるピアノの旋律を支えています。山口さんがアルバイトをしていたレコード店での同僚という縁で加入しました。ライブでは大きなサングラスや特徴的な衣装が印象的で、もう一人のフロントマンとも呼ばれる存在感を放っています。

江島 啓一(えじま けいいち)

  • 担当: ドラム

  • 生年月日: 1981年7月8日

  • 出身地: 北海道札幌市

 ロックとダンスミュージックの境界線を行き来する、タイトで正確なドラミングが特徴です。前のバンドが解散したタイミングで、共通の知人を介して加入。近年はDJとしても精力的に活動しており、リズム隊として草刈さんと共にバンドのサウンドの土台を支え続けています。

サカナクションの主なリリース曲

「アイデンティティ」(2010年)ロックとダンスの完全融合を証明

サカナクションの名を世に広く知らしめた、初期の代表曲です。サビで繰り返される「アイデンティティがない」というフレーズは、自分らしさに悩む多くの若者の共感を呼びました。ロックバンドらしい熱量と、ダンスミュージック特有の「体を揺らしたくなるリズム」が完璧に融合しており、音楽フェスなどで「踊れるバンド」としての地位を決定づけました。

「ミュージック」(2013年)音楽の多様性をポップスに昇華

この楽曲は、前半が淡々としたエレクトロニカ(電子音楽)から始まり、後半にかけてバンドサウンドが爆発するという、非常に大胆な構成を持っています。「音楽そのもの」をテーマにした楽曲で、山口さんが音楽に向き合う際の葛藤や喜びが描かれています。ミュージックビデオでは、パソコンの前で孤独に作業する山口さんと、華やかなライブステージが対照的に描かれ、大きな話題を呼びました。

「新宝島」(2015年)国民的な「新しいポップス」を定義

映画『バクマン。』の主題歌として制作された、バンド最大のヒット曲です。80年代の歌謡曲やドリフターズへのオマージュを込めた、レトロでキャッチーな仕上がりが特徴です。イントロの印象的なキーボードの旋律から、一瞬でリスナーをその世界に引き込みます。「丁寧に 描くよ」という歌詞は、映画の内容だけでなく、サカナクション自身の音楽作りへの姿勢とも重なり、幅広い層に愛されました。

サカナクションの公式SNSなど

公式サイト:https://sakanaction.jp/

公式X:https://x.com/sakanaction

公式YouTube:https://www.youtube.com/@sakanactionchannel

公式Instagram:https://www.instagram.com/sakanaction_jp/